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枝豆の歴史

枝豆はいつごろから食べられていたのでしょうか。なんでも奈良時代や平安時代には今の形で食べれられていたそうです。その頃秋田でどうだったのかは定かではありませんが…

江戸時代には枝についたままの状態で茹でられたものが売られており、この状態で食べ歩いたことが「枝豆」の名の由来だそうです。

秋田県では県南で古くから枝豆の品種「五葉豆」が小規模に栽培されてきました。枝豆の本格的な栽培は昭和40年台、減反政策への対応のため、やはり県南から始まりました。

 

枝豆の毛

畑の枝豆には産毛のような細かい毛が生えています。この毛は虫を防いだり、乾燥した地方では水分を保つ働きもあるそうです。

毛の色は品種によって異なり、青豆は白、茶豆や黒豆は茶色の毛が多いようです。

 

品種

ひとくちに枝豆と言っても、他の作物同様、本当にたくさんの品種があります。ここではその一部、主に秋田県北部で栽培されているものを紹介します。
面白い名前のものもありますね。

品種名 収穫時期 特徴
グリーン75  早い  早い時期に収穫できます。育てやすく鞘が大きい、人気のある豆です。
サッポロミドリ  早い  丈夫で大きく、枝豆らしい味わいで長く人気のある豆です。
湯上がり娘  やや早い  香りと甘みが素晴らしい豆です。
晩酌5号  やや早い  茶豆の一種ですが、甘みと香りは茶豆のなかでもトップクラスです。
晩酌  中間  茶豆の一種です。甘みと香りが非常に優れています。
あきた香り五葉  やや遅い  秋田の伝統野菜「五葉豆」の子孫で、おいしく、特に香りに優れています。
錦秋  やや遅い  緑色が美しく、おいしく、冷凍にも最適です。
あきたほのか  遅い  秋田オリジナルで、大ぶりで香りが良く、味が濃い枝豆です。

 

枝豆の色

枝豆の種類で「茶豆」などというのを聞いたことがありませんか?でも枝豆は全部緑ですよね。
大豆は完熟した状態の皮の色から黒豆、白豆、黄豆、青豆、茶豆などの系統に分けられます。一般に枝豆は青豆の系統が多いようですが、東北地方では茶豆の系統もあり、枝豆でいう茶豆とはこのことを指しています。

最近人気の「だだちゃ豆」も茶豆の一種ですが、「だだちゃ」とは庄内弁で「おとうさん」の意味らしく、「だだ茶豆」ということではないようですね。

そのほか、数は少ないですが黒豆の系統もあるようです。

 

 

枝豆とは?

枝豆という種類の豆があるわけではなく、大豆を若いうちに収穫したものを枝豆といいます。ただ、同じ大豆でも枝豆としての食べ方に適した品種は大豆として豆腐や納豆にする品種とは違います。

食べ方としては、皆さんご存知、ビールのおつまみとして定番の塩ゆでのほか、仙台で有名なずんだ餅の餡である「ずんだ」も枝豆からつくられています。